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2014年08月04日

竣工 那須塩原の家の巻!!

先週末竣工パーティーに行くために飛行機に乗ろうとしたら遅延や欠航で半日以上空港にいました・・・
その後の移動も辛かった・・・台風め!!


こんばんはguchiです♪


遠い地で進んでいた那須塩原の家がついに完成致しました。

竣工 那須塩原の家の巻!!

木造の住宅ということもあり、悪戦苦闘の日々でしたがなんとかここまで辿り着きました!


では

その様子をどうぞ〜

竣工 那須塩原の家の巻!!
外観はこんな感じ杉の下見板張りの仕上げです。
黒い外壁はビシッと締まります。

竣工 那須塩原の家の巻!!
面戸板に透明素材を使うことで夜は光が漏れて内外に連続した屋根が浮かび上がります。
(この納まり昔からずっとやりたくって・・・ ようやく実現した!)

竣工 那須塩原の家の巻!!
竣工 那須塩原の家の巻!!
竣工 那須塩原の家の巻!!
竣工 那須塩原の家の巻!!
1階の和室はかなりコンパクトな造り。
狭い敷地に建物を入れるためにグリッドモジュールを800にしています。
内部と外部を繋ぐ落ちついた空間になりました。
庭の奥に大きな建物があるので、見えないように障子で目隠しも。

竣工 那須塩原の家の巻!!
こちらも1階の寝室。
限られた階高の中で間接照明を。中央の十字は構造梁です。

竣工 那須塩原の家の巻!!
坪庭を望む明るい浴室。

竣工 那須塩原の家の巻!!
竣工 那須塩原の家の巻!!
竣工 那須塩原の家の巻!!
竣工 那須塩原の家の巻!!
2階はメインのLDK
天井の低い1階とはうってかわって、高い天井の2階の空間。
テラスとも連続して開放的なワンルームLDKです。
屋根の小屋組を現しにしたり、構造にスチール部材を使って細く納めたりしています。
中央の大黒柱が良いアクセントになりました。
(実は床の斜め張りが一番苦戦したところです。大工さんの汗と涙の結晶!)

竣工 那須塩原の家の巻!!
限られた敷地だったので、駐車場をとるか?庭をとるか?の選択の末出来上がった庭。
造園屋さんのおかげでなかなか良い庭に仕上がったかと♪



という感じで怒濤の1年が過ぎました。
なかなかハードでしたが、私には初体験が多くて収穫が多かった!!
これでもう本州での木造の住宅もかかってこい(小声)です(笑)


今回2泊させて頂きましたが、なかなか良い住み心地でした。
今後どう変化して行くのか、それも楽しみです。








それでは また〜パー

この住宅の小冊子を作るために文章を少し書いたので乗せておきます。
関係者の皆様
本当にお疲れさまでした!!



1つの住宅に注がれた多くの想いと努力の形

 まずはじめに、多くの人の努力によって完成したこの住宅に関わった全ての人達に感謝したい。相談から完成まで約1年、実に濃い時間を過ごすことが出来た。
 住宅は住み手の生き方が表現されるものだと思う。これまでの人生を私に語ってくれた施主さんの住宅を造るというプレッシャーはとてつもなく大きかった。(笑)
 設計は沖縄と那須塩原の気候・文化・建築の違いを理解する事から始まった。沖縄では気温は下がってせいぜい9℃程度、現場は-9℃まで下がり雪が積もって現場が止まることもあった。屋根の雪止め・半樹脂サッシ・浴槽の追い炊き・FRP防水等々、聞き慣れない言葉が飛び交い困惑する事も多々あったが、様々なアドバイスと知恵を頂き、私も少し那須塩原の文化を知ることが出来た。
 沖縄ではRC造が主流であり、型枠さえ作れればどんな形状でも作ってしまう。同じ事を木造で行なうと、構造材の納まりや設備との取り合い等、様々な要因が絡んでくる。うまくいかないところをどう納めて行くのか、現場サイドの意見を聞きながら、お互いの知恵を出し合いながら1つずつ答えを出していった。その現場全体をまとめていった代理人さんや多くの職人さんには、そうとうな苦労をかけただろうと思う。無理なお願いも何度もしただろう。私達設計者にとっても、施工者にとってもチャレンジングな建物なのだ。
 そんな中、「はっ」とする言葉を代理人さんが投げかけてきた。「この建物は普段活躍しない職人さんが活躍する現場です」と。新建材の普及で、カタログから選んだ材料を組み合わせるだけの住宅が主流のこの御時世、那須塩原の家は木や石やタイル、サッシや建具やスチール、塗装や左官工事も全て現場施工で規格品は無い。1つ1つ現場で施工する職人さん達の知恵と技術により魂のこもった誇れる建物になったのではないだろうか。この多くの人の魂のこもった建物に施主さんが住み、暮らし、集い、賑わうことでよりよい住宅になって行くだろう。

team DREAM 具志好規



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Posted by チーム・ドリーム at 18:28│Comments(0)現場建築
 
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